145.決めた!今は卵子提供じゃない。最後に専門クリニックで挑戦したい。

不妊治療

以前通っていたクリニックからも、今通っているクリニックからも、

何度も卵子提供を勧められてきましたが諦めきれず、これまで約2年半治療を続けてきました。

2023年の3月にはIVA手術を受けましたが、手術の効果があったとは言えない状況。

この手術は臨床試験で、1年間の経過観察が必要となります。

その経過観察が切れる2024年の3月までが、このクリニックでの期限かなと漠然と考えていました。

そもそもこの手術を受ける前は、卵子提供を受けるつもりで説明会にも参加したことがあります。

体外受精6回目(2023年2月)が変性卵という事であっけなく終わった所で、

卵子提供に進む覚悟をしておりましたが、先生から手術の提案をいただき

もう少し頑張ってみようと手術を受ける決意をしました。

しかし手術の効果は出ず、やみくもに回数をこなすだけの日常に限界を感じてきました。

そして今回、再出発という意味で何か他の方法がないかと考えていました。

そして辿り着いたのが、 【早発閉経専門クリニック】 に通いたいという事。

昨年卵子提供へ進むと覚悟した時期には、

早発閉経専門のクリニックがあるということを知りませんでした。

それからいろいろ情報を集める中で専門のクリニックがある事を知り、

”今”優先したい事は専門クリニックで挑戦したいという事だと気付きました。

前記事にも書きましたが、もちろんお金の心配はかなりあります。

月19万円~75万円かかるわけですから…。

それでも、

今卵子提供へ進むと自己卵子での挑戦はもうきっと出来ない。

まだ自己卵子での挑戦に未練が残っている以上、試してみたい。

卵子提供を選んだ方が、授かれる可能性は上がるのは分かっています。

それでもこのまま卵子提供に進んだら、きっと後悔する。

そしてリアルな話で言うと、

2023年に卵子提供を実際に受けた方から話を伺いましたが

「円安の影響もあって治療費だけで400万かかりました。渡航費や滞在費を含めるともう少し費用がかかっています。」

との事でした。

なので我が家の経済的には、卵子提供を行うのは円安の今じゃない。

東京への通院で貯金は確実に減っていくけど、お金はまた貯める事が出来る。

もしかしたら東京で結果も出せず、貯金だけが減るだけになるかもしれない。

それでも時間は戻らないし、私の身体の状態は良くはならない。

であれば今優先したい事を、今出来る事を、後悔しないために選択したい。

自分の中で気持ちを確認し、旦那さんに相談しました。

私「去年受けた手術の効果が全く出てないし、限界感じてる。先生にも何回も卵子提供勧められたんだよね。」

夫「おかきはどう思ってるの?どうしたい?」

私「東京に専門クリニックがあるんだよね。私の気持ちだけを考えて言っていいなら、卵子提供に進む前に、最後にここで挑戦したい。実際通ってる方から聞いたんだけど、月に費用が19万~75万かかるんだって。私の場合は交通費だけでも14万~28万かかるから、今の家を売って引っ越しした方が良いのかもとも考えたんだけど…。」

夫「そうなんだ。俺はおかきの気持ちを優先したい。でも正直、家を売って引っ越しはあまりにも現実的ではないから、通院でいいんじゃないかと思う。」

私「ありがとう。でもお金も今までと比べ物にならないくらい減っていくし、私ももちろん東京通うなら仕事は出来ないし、○○(夫)の精神的な負担が1番気になる。○○(夫)が”仕事どれだけしんどくても治療の為に辞められない”って思うんだったら、私はそこまでして東京に通いたいとは思わない。」

夫「結婚した時に母ちゃんから”おかきさんがいつも笑っていられる家庭を作りなさい”って言われて、俺も本当にその通りだなって思うし、そうしたい。その為なら仕事もいくらでも頑張れる。でも限界がきたらちゃんと正直に言うから。だから、おかきの身体が負担にならない程度に東京に通院しよう。」

今書いていても涙が止まりませんが、

本当に温かい旦那さんとおかあさんに恵まれ、私は十分に幸せなんだと改めて実感しました。

なおさら、こんな優しい旦那さんが我が子を抱く姿を、

こんな温かいおかあさんがニコニコと我が子に向かってほほ笑む姿を、

そしておかあさん旦那さんだけでなく、周りのみんなが喜ぶ姿を見たい。

何も結果が出せていない状況に歯がゆさと悔しさと、でも温かさで胸が押しつぶされる思いでした。

やるしかないんだ。

手術の観察期間終了まであと2ヶ月。

あと2回、このクリニックで結果が出せなければ東京へ転院する。

そう、決めました。

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