㊾卵子提供。まず始めに行った事は”知る事”

不妊治療

卵子提供について私なりの考え方を書いています。

考え方は人それぞれあると思います。

私の意見がおかしい間違っていると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

暖かくこういう考えの人もいるんだなくらいの感覚で読んで頂ければ幸いです。

本格的に不妊治療を開始したのは

2021年8月。

地元のクリニックで早発閉経の診断を受け、最初から体外受精に挑戦する

採卵1回目は1つ採卵で変性卵。

採卵2回目は1つ採卵で空胞。

採卵3回目は卵が育たず中止。

採卵4回目も卵が育たず中止。

採卵2回目が終わった頃、

卵子提供も考えてみてはと提案されました。

しかしまだ治療を始めたばかりだったうえ、

卵子提供に関しての知識が全くなかったのもあり

本格的に考えていませんでした。

そもそも、

旦那さんと他の女性の子どもを私が産むなんて考えられない。

卵子提供する位なら養子や里親とかの方がいい。

養子と里親制度の違いもよく分かっていなかったのに

何も調べる事もなく卵子提供を拒絶していました。

旦那さんに「卵子提供勧められて・・・」と初めて話した時は

「卵子提供よりも養子縁組や里親制度の方がいいと思う」と言われました。

同じ考えだと安心したのを覚えています。

でもまだ治療始めたばっかりだし、そんな深く考えすぎなくても大丈夫だと思い

引き続き治療を続けていました。

しかし4回目の採卵が中止となって、

先生から遠回しにこれ以上しても・・・のような雰囲気を感じ、

とりあえず半年卵巣を休ませようとピルを頂きました。

卵巣を休ませる事も大事なのだとは思いますが、

私達夫婦に考える時間を与えてくださったのかもしれません。

この期間で本格的に卵子提供の事を考え始めました。

卵子提供に乗り気だったかと言われれば正直そこまでの気持ちはありませんでした。

ただ、知識として知っておきたい。

実際に卵子提供した人は、授かるまでどんな気持ちだったんだろう。

卵子提供をして後悔はないのかと。

興味本位だったのが大きかったかもしれません。

卵子提供を受けるためには3つの方法がある事が分かりました。

①JISART:日本で卵子提供を受ける。

      しかし自分たちで卵子提供者を探さなければいけない。

      自分の姉妹・従妹・友達など。

②OD-NET:日本でマッチングをしてくださる卵子提供支援団体。

      (現在は受付を停止されているとの事でした。)

③国外提供:日本人が卵子提供を受ける主要な国は、

      【台湾】【タイ】【アメリカ】

つまり自分達で卵子提供者を探す事が出来なければ

国外での卵子提供となります。

私には姉妹はいませんが従妹がいます。友達もいます。

しかし現段階で、

知っている人と旦那さんの子どもを産むというのは考えられませんでした。

その卵子提供者と会う度に

この子はこの卵子提供者と旦那さんの子どもなんだと思ってしまうような気がして。

(姉妹・従妹が卵子提供者になれば自分の遺伝子ももちろん入りますが)

子どもが大きくなり顔がだんだん変わっていくにつれ

その卵子提供者と子どもの似ている所を探してしまうような気がして。

でも考え方は変わる可能性もありますし、

無理無理と選択肢をあっけなく手放したくない気持ちもあり

なるべく冷静に選択肢にも入れつつもう少し考えてみようと思いました。

③国外提供についてもう少し詳しく説明すると、

◆法整備

  台湾:されている

  タイ:されている

  アメリカ:されていない

◆運営

  台湾:国営

  タイ:私営

  アメリカ:私営

◆出自を知る権利(子ども自身の遺伝的ルーツを知る権利)

  台湾:認めない

  タイ:認めない

  アメリカ:一部認める(個人を特定できない範囲)

◆ドナー選択方法

  台湾:病院側で選択

  タイ:パンフレット

  アメリカ:パンフレット

◆1回の治療費

  台湾:100~200万円

  タイ:200~300万円

  アメリカ:500万円以上

次回、上記の情報を踏まえた上で

私なりの考えを書きたいと思います。

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