156.最後の転院。ここで結果が出なければ、諦めます。

不妊治療

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2024.4

結婚したのは2016年。約8年前。

本格的に不妊治療を開始したのは2年半前。

最初から『早発閉経』の診断を受け、

何度も何度も自己卵子を諦めるよう提案があったり、

卵子提供の方が授かる可能性が圧倒的に高いなど話がありましたが

しぶとくここまで続けてきました。

この期間内で合計14周期の卵胞刺激を行ってきましたが

実際に採卵まで辿り着けたのは5回。

しかし成熟卵は0個。

今のクリニックでの限界を感じたのと、

卵巣PRP(PFC-FD)をしてみたいと思い転院を決めました。

●PRP・PFC-FDとは…?

PRP:自己血液を遠心分離して得られる血小板が多量に含まれた液体。

PFC-FD:自己血液からこのPRPを作成し、そこから成長因子を取り出して凍結乾燥(フリーズドライ)したもの。

簡単に言うと、

PRP=液体の血 / PFC-FD=凝縮されたフリーズドライタイプの血。

もう私に残された治療は、卵巣PRP(PFC-FD)が最後かなと身に染みて感じています。

早速、紹介状を持って初診に行ってきました。

今までのクリニックには車で往復7時間かけて通院しておりましたので、

主要駅から徒歩5分のところにある転院先のクリニックは、通いやすくて感動しました…。

そして前のクリニックでの患者さんの呼び出し方は”診察番号を放送で”でしたが、

転院先のクリニックでは”メール”がくるシステムでした。

前クリニックの放送は聞きにくい時もあり、そして常に放送に集中しておかなければいけなかったので、転院先のメールシステムは本当にありがたかったです。

耳を塞いでも呼び出しに問題が無い、という事は

待ち時間に音楽を聴いてもよし、動画を見てもよし。

私は基本的に本を読んでいるのですが、メールがくると振動ですぐ分かるのでノーストレスでした(^^)

そして初診という事もあり、院長先生がしっかり時間を取ってくださり1時間話をしました。

その中で、1番の目的である卵巣PRP(PFC-FD)をしたい旨を伝えました。

先生「うちではPRPではなく、PFC-FD療法を行っています。しかし卵巣が見えないと注入出来ませんので、一旦エコーで確認させていただいていいですか?」

私「分かりました。」

それから、10分。

先生はずっと卵巣を探してくださいました。

が、

先生「うーん。ちょっと卵巣見えずらいですね…。これかな?というのはあるのですが、なぜか白濁してるので何とも…。前のクリニックでは何か言われませんでした?」

私「いえ、特に聞いていません…」

先生「とりあえずPFC-FDをするという方針で進める事は出来ます。もしかしたら、卵巣注入日にははっきり卵巣が見えるという事もあり得ますので。しかし、もし見えなければきちんと卵巣に注入できる補償はありません。どうされますか?」

”卵巣が見えず注入出来ない”という初歩的な所でつまずくなんて思ってもいなかった。

でもクリニックに通い始めた当初から「卵巣が委縮している」と言われてきていたので、

これくらい予想しておくべきだった。

それでも、それでも…。

私・夫「それでもやりたいです。お願いします!」

私達に残されたは、もうここしかない。

PFC-FDのため、再度AMHを測るため、その他検査の採血で計9本。

PFC-FD用で採血した分は、東京でフリーズドライ加工をしてもらうという事で

戻ってくるのは約3週間後。

その間、ホルモンバランスを整える為プレマリンを飲む事になりました。

このPFC-FDが私達夫婦の最後の希望。

卵巣注入から2~3カ月後から効果が出てくるとの事なので、

授かるのは夏という事か…(*^^*)

前回の記事に夫婦で出した結論を書きましたが、

『PRP・PFC-FDをしたい。した上で半年~1年効果が出なければ自己卵子での挑戦を終わりにする。』

そう決めています。

ふさぎ込みがちな治療も出来るだけ明るく前向きに取り組みたい。

そのために良いイメージを持つようにしよう。

私は今年の夏には授かれる!!絶対に!!!!!

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