155.転院が白紙になった今、夫婦で出した結論。 

不妊治療

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約2年半前、30歳で早発閉経の診断を受けました。

しかしすぐには諦めきれず、これまで治療を続けてきましたが

その間、何度も何度も卵子提供を勧められてきました。

詳細は前の記事に書いていますが、

今は卵が見えない事も多くなってきています。

そんな現状に限界を感じ、東京にある【早発閉経専門クリニック】への転院を考え

そのクリニックの先生と話しをしましたが、

結論から申し上げますと、転院はしない事にしました。

(詳細は前の記事で)

しかし今通っているクリニックで治療を続けても

ただただ同じことの繰り返しのような気がして…

そもそも、なぜ【早発閉経専門クリニック】へ通いたいと思ったのか。

理由は3つあります。

①なかなか卵が見えなくても辛抱強く待つという選択が出来る。

今のクリニックでは基本的には保険診療のみ。以前「自費になっても良いので、”今”1番私に必要な薬とタイミングで治療を行ってほしい」と相談しましたが、「おかきさんはまだ保険内で出来る治療があります」との事で断られました。しかし毎月毎月、『卵が見えません。今周期は中止です。薬を出しますので生理が来たら…』の繰り返しで、ただでさえ時間が限られているのに何もできず時間だけが過ぎてしまっているように感じていました。その点、専門クリニックだと自費診療で患者さん1人1人に合った細かい治療を行ってくださるとの事で、人によっては1ヶ月ほど卵が出るまで待ち、実際採卵まで辿り着けた方もいらっしゃると聞きました。

②早発閉経の治療ノウハウがある。

早発閉経の方のみを治療されている先生なので、これまでの患者さんからの様々なパターンのデータがあるはずですし、より細かな治療を行ってもらえると思いました。

③PRP・PFC-FDが出来る。

これまで私と同じように早発閉経で治療を行っていらっしゃる方からたくさん話を聞いてきましたが、PRPやPFC-FDをされた方が多くいらっしゃいました。これらをする事で卵が見えるようになったという話も多々聞いてきました。決して費用は安くありませんが、挑戦してみる価値は十分にあると思いました。しかし、今のクリニックではPRPは出来ません。

これらの理由から、今のクリニックでの限界と専門クリニックでの希望が見えたため転院を考えました。

しかし、何度も申し上げますが転院の話が白紙になりました。

もちろん夫婦でたくさん話をした上で決めた事ではありますが、

悔しい気持ちもあります。

でも、決めた以上他に何が出来るのかを考えなければ。

そこで最後の挑戦、

『PRP・PFC-FDをしたい。した上で半年~1年効果が出なければ自己卵子での挑戦を終わりにする。』

と決めました。

幸い他県にはなりますが、比較的近くにPRP・PFC-FDが出来るクリニックがあります。

4つのクリニックを見つけ、通っていらっしゃる方からX(Twitter)で話を聞かせて頂きました。

実際通っていらっしゃる方からの話と、クリニックへ問い合わせを行った時のスタッフさんの対応で

1つのクリニックに絞りました。

自己卵子での子どもが欲しい。という気持ちと、

不妊治療に疲れてきた…という気持ちが半々なこの頃。

2024.4現在、円安の影響で卵子提供の費用が数年前と比べると格段に上がっています。

もしも今円高で経済的な負担が少なく卵子提供が出来るならば、

きっと私達夫婦はもう卵子提供へ進んでいたと思います。

不妊治療のためとはいえ仕事を辞め、

クリニックへ通わない時間ももちろんある中で、やはりいろいろと考えてしまいます。

専業主婦として家事はもちろんするにしてもお給料をもらえる事はないため、

欲しい物も比較的我慢し、大好きな旅行も頻度を少なくし

ここまでして本当に子どもが欲しいのだろうか…と思わない日も少なくありません。

でも仕事を辞めた事で、”休みたいです”と相談するストレスはありませんし、

身体的にも精神的にも落ち着いた規則正しい生活が出来ています。

ないものねだりですね…。

この葛藤は結果が出るまでずっと続くのでしょう。

ないものに目を向けるのではなく、あるものに目を向ける生活をしていきたいものです。

私には優しい夫がいて、可愛いワンちゃんがいて、毎日ゆっくりお風呂に浸かって、お腹いっぱいご飯を食べれて、温かい布団でぐっすり眠れる。

それだけでも十分幸せ。

ただ、子どもを授かれたら違う幸せを感じる事が出来る。

今ある幸せを日々感じながらも、これからも前向きに治療に取り組んでいこうと思います(^^)

あと長くても1年。

きっと、あっという間だろうな。

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