2021年8月―。30歳。
初めての不妊治療専門クリニックに行きました。
私が行ったクリニックは棟が2つあり、
”不妊外来” と ”産婦人科” で分けてあったため、
初診でも気負いする事なく受診出来ました。
まず行うべき検査は、初歩的検査である
クラミジア検査 と 甲状腺ホルモン採血。
この検査が2つとも問題無ければ、
卵管造影検査を受けましょうとの事でした。
クラミジアとは・・・
性病の中でも1番感染している人が多い病気です。
性器では、男性は5割・女性は8割が自覚症状が無く、
のどでは9割の方が無症状で、気付きにくい病気とされています。
クラミジア検査はいつでも受ける事が出来ますが、
甲状腺ホルモン検査は、生理2~3日目で受けなければいけません。
この日は8日目だったため、甲状腺ホルモン検査は別日で受ける事になりました。
不妊検査を一通りして、
原因が分からない場合ステップアップを検討するといいと思いますとの事でした。
不妊治療はまずタイミング法から始まるというのは
事前にいろいろ調べた中でもちろん知っていました。
そしてこの日は1w1d(D8)。
通常では生理開始から約14日後に排卵します。
(もちろん生理周期等で個人差は大きくありますが)
卵胞チェックも一緒に行ってもらいました。
この時点で、左に12.5mmの卵胞があり、
この時は よし、順調順調♪ と深く考えず
卵胞が育つ事がどれだけ幸せな事か微塵も考えませんでした。
卵胞は1日に2mm大きくなり、18~20mmで排卵します。
次の受診日である1週間後までに、
〇日と〇日にタイミングをとってくださいと指示がありました。
そして超音波検査で分かった事がもう1つ。
卵胞と別に何かがある…。
腸か卵巣腫瘍か―。
腫瘍だとしてもサイズはまだ2cmだし、90%が良性だからと説明を受けましたが、
今までポジティブ思考で生きてきた私も
さすがに”腫瘍”というワードに慣れておらず不安でいっぱいになりました。
とりあえず腫瘍に関しては様子見で、
次回1週間後にまた排卵検査に来てくださいとのことでこの日は終わりました。
ちなみに不妊原因の割合は
女性のみ:41%
男女両方:24%
男性のみ:24%
原因不明:11%
男性が原因の割合は約半分(48%)もあるそうです。
今でこそ少しづつ男性も検査をされる方がいらっしゃるようですが、
まだまだいろいろな意味で女性がメインのような考え方をする方が多くいらっしゃるように思います。
ちなみに私の旦那さんは、
不妊治療クリニックに行きたいと初めて伝えた時に
「じゃあ俺も一緒に検査受けるね」と自分から言ってくれてとても嬉しかったのを覚えています。
やっぱり不妊治療はどちらに原因があるにせよ夫婦2人の問題であり、
パートナーの理解が無いととてもじゃないけど耐えられません。
私達自身もたくさん話し合いました。
クリニックに行くまで自分たちで出来ることはしてきたつもりです。
排卵検査薬も使い、妊娠検査薬も何本試してきたことか・・・
夫婦あっての子ども。
子どもを作るために夫婦がいるのではない。
最悪子どもを授かれなくても夫婦2人でも十分楽しいよね(*^^*)
と思い合える関係が私の1番の理想であり、
旦那さんも同じ考えでいてくれました。
こんな旦那さんに出会えて今一緒に生活が出来ているだけでも十分幸せです。
これ以上の幸せを望んでいいものか―。
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