2023.1。
体外受精5回目の採卵が変性卵という結果で終わったその1週間後。
自己卵子での挑戦をあと1回と決めた私達は、
台湾のホンジARTクリニックの卵子提供説明会が東京であると知り、
参加してきました。
ホンジARTクリニックでは、
卵子提供治療者数約300名に対して日本人患者数は約200名と
日本人が約7割を占めています。
スタッフさんも日本語が話せる方がいらっしゃり、
問い合わせのメールも日本語でやり取りを行いました。
もちろん自己卵子での最後の挑戦を諦めたわけではありませんが、
コロナが多少収束しつつあり、3年ぶりの説明会が開催される運びとなった事、
そのタイミングで私達にもタイムリミットが迫っている事を考慮し、
これも何かの縁かと思い参加する事にしました。
最近は、お金も時間も不妊治療に関する事ばかりに使っていたので
これも夫婦のプチ旅行感覚で気分転換も兼ねて気軽に行こうと旦那さんと話していました。
説明会当日。
私達以外にもざっと約30組ほどの夫婦がいらっしゃいました。
年代も30代前半~40代後半の方くらいまで様々でした。
私自身緊張感のなか参加しましたが、院長先生は気さくな方で
カタコトの日本語で何とか話そうとしてくださる姿や
冗談交じりのトークなど、笑いもあり終始和やかな雰囲気でした。
「治療の為に仕事を辞める必要はありません。」
「あなたをお母さんにします。」
とおっしゃっていた事がとても印象に残っています。
説明会の内容は、移植日までの流れだったり、ドナーについて、
今まで卵子提供で授かった方々の事(個人が特定されない程度)や
授かった方のインタビュー、費用面など様々でした。
Q:初診から移植までどれくらいかかる?
A:ドナー選び(初診)から胚盤胞が出来るまで約4~6ヶ月。
Q:ドナー資格は?
A:法律では20~39歳だけど、ホンジARTクリニックでは平均20~30歳。先天性の病気やドナー家族の遺伝性疾患についても確認済み。
Q:ドナーの事、どこまで知れる?
A:血液型・種族・肌の色。また、卵子提供を受けて出産した場合、そのドナーは2度と卵子提供が出来ない。
Q:卵子提供費用は?
A:日本円で約300万円。(※治療費のみ。別途渡航費・滞在費などが必要)
卵子提供費用は、アメリカ500万円以上・タイ200~300万円に比べ
台湾は100~200万円と他国に比べ比較的低価格だと調べていましたが、
コロナも相まって円安状態が続き、治療費は約300万円程になっていました。
説明会のあと、個別相談もあり10組ほどの夫婦が並んでいらっしゃいました。
そして説明会予約をする際に ”説明会時にドナー選択を希望する” 事も出来ました。
なのでこの日に早速ドナーを選択された方もいらっしゃったのかもしれません。
私達夫婦は、個別相談もドナー選択もしませんでした。
しかし院長先生やスタッフの方々の人柄が分かった事、
こんなにも同じ日本で卵子提供を望んでいる方がいらっしゃる事が分かり
とても気持ちの支えになりました。
自己卵子での挑戦があと1回残っていますが、
もし残念な結果だったとしても前向きにとらえる事が出来るなと
改めて実感出来ました。
自己卵子での子どもが欲しい。
でも卵子提供にも前向き。
という矛盾した考えが私の中にあり、どう言葉で説明したらよいか分かりませんが
とにかく卵子提供をするならばぜひホンジARTクリニックの
この院長先生にお願いしたい、と思いました。
ただ実際問題、費用が300万円となると・・・。
この費用はあくまで”治療費”だけなので、
追加で台湾への渡航費や滞在費などを含めるともっとかかります。
プチ旅行感覚で何泊か多めに泊まっていく方もいらっしゃるようです。
お金と時間が許せばですが、
とても前向きでどうせ行くなら楽しもう精神が素敵ですよね(^^)
少しでも卵子提供に興味がある方、
説明会には無料で参加出来ますので、気軽に参加してみてください(^^)
とりあえず!卵子提供の前に自己卵子での最後の挑戦。
なるべく明るく、前向きに。
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