⑫リセットと精子無力症

2021年9月。

0ｗ4ｄ。

初めてクリニックで日付を決めてもらい、タイミング法を試しました。

初めての不妊治療といえるものを行ったので期待していたのですが、

普通に通常通りに生理がやってきました。

クリニックに通う前から思っていることですが、

妊娠を望んでいる方にとって

リセット（生理がくる事）は何度きても慣れないものですよね。

徐々に徐々にお腹が痛くなっていくあの感じ…。

でもこの時の私は、

毎月決まって生理がくる事がどれだけ幸せな事か考えもしませんでした。

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0w4dで受診。

次の治療に向けてホルモン採血と、精液検査を行いました。

朝自宅で採取した精液を専用の容器にいれ、

タオルでくるんで保温バッグに入れ持っていきます。

主に見られるのは、

• 精液量
• 精子濃度
• 精子運動率

旦那さんの結果は・・・

量と濃度は基準値以上ありましたが、

運動率が　基準値40％　に対し旦那さんは　23％　でした。

”精子無力症”でした。

しかし日により値も変わるらしく、

数回検査を重ねる方もいらっしゃるようです。

『運動率が低くても、人工授精や体外受精で問題なく実施できるから。

ただタイミング法ではなく、もうステップアップで考えた方が良いかもしれません。』

と説明を受けました。

いきなりのステップアップの提案に驚きはしましたが、

それでも授かる事が出来るならと特に抵抗はありませんでした。

まず旦那さん自身で出来る改善方法としては、

②なるべく温めないに関しては、主に下記を気を付けた方が良いとの事。

• ゆるい下着を着る（ブリーフよりもトランクス）
• 長風呂をしない
• スマートフォンをズボンのポケットに入れない

旦那さんは、お酒はほとんど飲みませんが電子タバコを吸っています。

私はタバコを吸いませんが、

仕事でのたまの息抜きや気持ちを落ち着かせるために吸っていると思うと、

吸う方によっては必要な事なのではないかと少し思っている部分もあります。

もちろん体に良いかと言われればそうは思いませんが、

一種の趣味のようなものを取り上げるような感じがして

タバコを辞めるという強要はしたくないなと思いました。

もちろん辞めるにこした事はないというのは分かっています。

難しいところです・・・。

旦那さんの出来る範囲で、

でもなるべくストレスが溜まらないようにしていってほしいと話しました。

そして次の検査である　卵管造影検査　の予約をしました。

いろいろ調べていると

痛い生理痛をもっと痛くした感じだという意見が多く

ちょっとの恐怖と初めての検査というちょっとの興味本位で

わくわくしていたのを覚えています。

不妊治療に通ってはいるものの、

今までほとんど病気もせず健康第一で生きてきた私にとっては、

自分が不妊だという自覚があまりなくどこか他人事のような感じがありました。

なんなら様々な検査が冒険のような気分で、

みんながみんな出来ている経験ではないんだと思うと、

神様に貴重な体験させてもらってるなーとさえ思っていました。