2021年11月。
0ｗ6ｄ。
生理３日目からHMG300を３日間使用した後
クリニックを受診してきました。
この時期の採血で重要なのは
”Ｅ２”というホルモンで、
排卵が近くなったり、卵胞の数がたくさんになると上昇してくるホルモンです。
成熟した卵胞が出来た時にはこのE2は200～300の値になっていなければなりません。
E2が200～300になってやっと採卵を迎える事が出来ます。
この時はまだ20以下だったので注射を追加購入しました。
HMG300×３日分。
私が住んでいる県で不妊治療を行っているクリニックは、２カ所ございます。
私が通っているクリニックでは、
”産婦人科”と”不妊外来”が別になっており、
複雑な気持ちになる事もあまりなく通いやすいクリニックです。
基本的に待合室には5～10名ほど常にいらっしゃった記憶があります。
初めて行ったときは、
こんなに不妊治療に通っている方がいらっしゃるなんて思いもしませんでした。
自分の順番になると、
待合室に置いてあるテレビ画面に自分のカルテ番号が出ます。
私の番号は ”５○○○○” の５桁です。
待合室のテレビに表示される番号を見ていると、
”１○○○” と４桁代の方も複数いらっしゃいました。
この番号が、クリニックに初診に来た順番かどうかは定かではありませんが、
もしそうだとしたら、この１〇〇〇のカルテ番号の方は
果たしていつから不妊に悩み、どんな苦労があって
どれだけの涙を流してこられたのだろうと思うと
とてもじゃないけど理解しかねるというか、
これは本人でないと分からない気持ちだとは思いますが
様々な感情が私の中でうごめいていました。
もちろん辛いことだけでなく
不妊治療を通して知る周りの暖かさだったり
幸福に感じる部分もあったと思います。
もしかしたら、この１〇〇〇のカルテ番号の方は
２人目不妊、３人目不妊なのかもしれません。
それでも私よりもっと以前からクリニックに通い
たくさんの苦労を乗り越えてこられた方なのかと思うと
胸がいっぱいになりました。
私の周りでは不妊に悩んでいる人はおらず、
結婚した人は全員子どもを授かっています。
このクリニックに通う事で、
私よりもっともっとたくさん苦労してきている方がいらっしゃるのだと
目に見えて分かりました。
卑屈な考えにはなりますが
正直なところ密かに勇気をもらっていました。
今後不妊治療を始める方でも、
私みたいな人がいるという参考と
私が密かに勇気をもらえた様に、
ほんの少しでも誰かの勇気にしてもらえれば嬉しいなという思いもあり
このブログを書いています。
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