2023.3。
≪ 腹腔鏡下卵巣機能賦活化法 ≫ (別名:IVA)
卵巣表層切除手術当日。
6:30
看護師さんに起こされる。
トイレに行って、すぐベッドに寝た状態で浣腸。
5~10分はトイレ我慢してとの事でしたが、1分で限界。
昨晩同様、ナースコールして看護師さんに便量チェックしてもらう。
8:00
採血。
太い針。刺しても血が逆流しないとかで場所変えつつ計3刺し。手の甲だから余計痛い・・・。
8:30
採血終了と同時に、点滴開始。
点滴が開始されると、いよいよ本当に手術するんだなと少し実感。
今回の手術は全身麻酔で、
全身麻酔は人生で初めてで、麻酔で眠ってしまうという感覚が全く分からず
不安と緊張で頭と胸がいっぱいでした。
でも”手術をすれば授かる可能性があがるんだから!”という一心で耐えていました。
入院中の部屋は個室でしたが、隣の部屋には奥様と旦那様もいらっしゃるようで
談笑する声が少しだけ聞こえていました。
正直、私も旦那さんとこの待ち時間を過ごしたかった。
仕事だからしょうがないとは分かっていても、不安で押しつぶされそうでした。
そんなどうしようもない事を考えていると旦那さんからLINEが届きました。
とても嬉しく心強く涙が止まりませんでした。
私は1人じゃない。旦那さんもワンちゃんもいてくれる。
そう思えるだけでこんなにも気が楽になるのかと、
少しくさい言葉でいうと、こんなにも強くなれるのかと。
家族の力って、すごい。
9:30
点滴2袋目開始。
待ち時間長そうだから、持ってきた本読もう。
12:00
点滴3袋目開始。
”昨日先生はお昼位に手術って言ってたけどまだかな・・・?”
13:30
「おかきさーん。そろそろ移動しますね。」
点滴の途中で待機室へ移動。
いよいよだ。ドキドキ。
14:00
手術室のベッドへ寝る。
5名ほどの看護師さんが様々な準備中。
私は緊張で天井を見つめる事しか出来ず。
14:10
院長先生が来られる。
院長先生:「手術して卵巣見てから何泊にするか決めますからね。はい、麻酔入れてー。」
看護師さん:「おかきさーん。ちょっとだけ頭を上げ・・・」(点滴から麻酔注入)
??:??
「おかきさーん、大丈夫ですかー?分かりますかー?」
薄っすらぼやけた視界の中で誰かがいるのは分かる。でも声が出せずうなずく。
「部屋に戻るのでベッド動かしますねー。」
”あ、手術終わったんだ。”
??:??
個室部屋着。
「自分で(部屋に置いてある)ベッドに移れますかー?」
無理だ。どう身体を動かせば良いか分からない。首を何とか横にふる。
看護師さん2人がかりで移動してもらう。
手術が何時に終わったのか、何時に部屋に帰ってきたのかは覚えていません。
というより、ずーっと頭がボーッとして眠たくて、視界も見えてるようで曇ってて。
何度か看護師さんが部屋に来てくださり、
点滴変えたり血圧や体温測定をしてくださっていたのは何となく覚えています。
「暇だろうからテレビ見ていいよ。」とリモコンをベッドに置いてくださいましたが
それよりも眠たくて眠たくて・・・。
19:00
夜ご飯。ゼリーとジュース2本。
20:30
看護師さん:「食器片づけますね~、あら、食べてないですね。また今日の23時から絶飲食になるので、今のうちに食べて飲んでおいた方がいいですよ。」
眠すぎて気付いたら寝てたんだ・・・。食べなきゃ。
あ、旦那さんに手術終わったって連絡出来てない。
「手術無事に終わった?」ってLINE来てた。返さなきゃ。
21:00
看護師さん:「消灯でーす。あれ、まだ食べれてない?また23時に来ますからね。」
え、また私寝てたの?申し訳ない。さすがに食べなきゃ。
ゼリーとジュース1本をなんとか流し込む。
23:00
看護師さん:「ちゃんと食べれましたね。食器片づけますね。消灯なので電気消しますね。」
あ、電気付けたまままた寝てたんだ。
このような感じで、
手術前は手術自体の不安よりも全身麻酔に対しての不安が大きかったです。
緊張よりも不安。この感覚は初めてでした。
でも麻酔が効くのはあっという間で、気付いたら終わっていました。
ビックリ。本当にびっくり。
術後も、こんなにも頭がボーッとするものかと驚きました。
意識はもちろんあるのですが、看護師さんへ言葉を発する方法が分からないというか。
視界も見えてるけど、どこか夢の中でふわふわしている感覚というか。
そして何より、眠くて眠くて。眠いと感じる瞬間すらないほど眠くて。
眠たいながらも旦那さんからの 「明日、面会に行くね。」 とのLINEを何とか読んで
次に目が覚めた時は、朝になっていました。
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